白引き印刷とは、希望する色を印刷する場所の下に先に白を印刷しておくことです。
インクには透過性があり、白地の素材に印刷した場合はそのままの色で印刷できますが、
透明の場合はセロファンのように透けたり、金や銀の素材のものではメタリックな色で
印刷されます。
素材との混色を防ぐ為には、印刷する前に、隠蔽力のある「白」を印刷します。
その白インクに重ねて希望の色を印刷すれば、ある程度混色を防ぐことができます。
黒などの濃色は、白色を下地として印刷しなくても黒色に見えますが、淡い色のピンク色や
黄色や水色などには下地に白引きすることが必要になります。
印刷の前にあらかじめ白いインクを引き、その上に色インクを印刷します。
透明や銀の素材の影響を受けづらくなります。
工程としては素材に白印刷を行ったのち、その上からさらに色の印刷をする為、その分の版が必要となります。
白引きを希望の場合は、デザインデータのほかに白引きしたい箇所を表示したデータが必要になります。
イラストレータデータの別レイヤーにシアンまたはマゼンダの1色にて表示して下さい。
白引き箇所は弊社で作成・調整も可能ですのでご相談下さい。